米企業の社債保証コストが低下-予想上回る企業利益で信頼感改善

23日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストの指標となる 指数が4営業日ぶりに低下した。企業利益の改善が米経済に対する投 資家の信頼感を高め、レバレッジドバイアウト(LBO、買収対象企 業の資産を担保とする資金借り入れによる買収)が加速するとの懸念 が打ち消された。

マークイット・グループによれば、北米の投資適格級企業125社 で構成するマークイットCDX北米投資適格指数(シリーズ14)のス プレッドは3.6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の約 86bp。シリーズ14はこの日取引開始2日目を迎えた。CMAデータ ビジョンによると、同指数は4bp下げた2月9日以来で最も大幅な 低下となった。

ブローカー・ディーラーのナイト・リベルタスの債券戦略責任者、 ブライアン・イエルビントン氏によると、LBOが急増することで、 買収対象となる企業の債務が膨らみ、信用の質が低下するとの観測が 広がる中、社債保証コストの低下は株式相場の上昇に後れを取ってい た。

ブルームバーグがまとめたデータによると、S&P500種株価指 数の構成銘柄で決算を発表した486社の73%は、純利益がアナリスト 予想を上回った。この日のS&P500種は前日比0.7%高の1174.17 と、昨年9月26日以来の高値を付けた。一方、CMAによると、マー クイット指数は83.98bpとなった18日以来の低水準。

22日に93.5bpで取引を開始したシリーズ14には、米学資 ローン最大手SLM(サリーメイ)や銅生産のフリーポート・マクモ ラン・カッパー・アンド・ゴールドが追加される一方、米保険会社ア メリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の航空機リース 部門、インターナショナル・リース・ファイナンス(ILFC)と銀 行のウェルズ・ファーゴが外れた。

同指数の新シリーズは、格付けが投資適格級でなくなったり、C DS市場で取引が細ったり、他の指数の基準を満たさなくなったりし た銘柄の入れ替えで半年ごとに設定される。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE