イエレン総裁:利上げには時期尚早、赤字はインフレにつながらない

米サンフランシスコ連銀のイエ レン総裁は、利上げを実施するには時期尚早だとの認識を示した。 また、過去最高水準にある財政赤字がインフレ加速につながるとは 懸念していないとの見解も示した。

ロサンゼルスでの講演原稿によると、同総裁は「まだ金融政策 を引き締める時期ではないはずだ」と言明。「しかし、景気回復が しっかりと根を張り、経済成長が潜在成長率に近づくに伴い、利上 げが適切になる時期が来るだろう」と語った。

イエレン総裁は非伝統的な政策を解除するのに景気が十分に回 復しているかどうかを判断しながら、「長期にわたり」政策金利を ゼロ近辺で維持するとの金融当局の方針をあらためて示し、この方 針は「適切なものだ」と述べた。

米財政赤字については景気回復に伴い今後数年間で改善するは ずだと指摘。「現在の巨額の赤字は一時的なもので、リセッション (景気後退)に関係したものであるため、心配していない」と話し た。

さらに、住宅差し押さえや失業に圧迫され、「景気は今後数年 間、潜在成長率を大きく下回るだろう」と語った。同総裁は今年年 末の失業率を約9.25%と予想している。オバマ大統領はイエレン総 裁を次期FRB副議長に指名するとみられている。

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