欧州債:ギリシャ債上昇、EUが支援示唆で-独債との利回り差縮小

欧州債市場ではギリシャ国債相場 が上昇。ドイツ国債に対するプレミアム(上乗せ金利)が縮小した。 欧州連合(EU)当局者がギリシャの財政問題の解決に向け支援を示 唆したことが背景にある。

ギリシャ2年債利回りは5日以降で最大の低下。欧州中央銀行(E CB)のトリシェ総裁は市中銀行から受け入れる担保のルールを見直 す用意があると述べた。現行の規則ではギリシャの格付けが引き下げ られた場合、ギリシャ債を同中銀の担保として使用できなくなる。ド イツとフランスは、国際通貨基金(IMF)によるギリシャ支援を支 持することで合意した。ドイツ財務省の当局者が明らかにした。

WestLBの債券ストラテジスト、ジョン・デービーズ氏(ロ ンドン在勤)は「ギリシャへの支援材料が増えたことで、最近は最大 傾向にあったスプレッド(利回り格差)が縮小に転じた」と指摘。さ らに、ECBを含むギリシャをサポートする発言で同国債務をめぐる 懸念が和らいだと述べた。

ロンドン時間午後4時20分現在、ギリシャ2年債利回りは前日 比22ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.28%。 同国債(表面利率4.3%、2012年3月償還)価格は0.41ポイント 上げ98.21。ギリシャ10年債利回りは14bp低下し6.34%。

独10年債とのスプレッドは14bp縮小し328bp。独10年債 利回りは1bp低下の3.06%と、2009年4月2日以来の低水準に 近づいた。

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