年初の円上昇は偽物、年末には98円まで下落か-海外投資加速で

日本の家計は2007年以来で最速 のペースで海外資産への投資を拡大させている。為替ストラテジスト らは円相場が年末までにドルに対し9%下落すると予想している。

日本の家計は中国株やブラジル債を購入。満期を迎えるゆうちょ 銀行の大量の預金が海外投資に向かっている。円は今年これまで、155 通貨中147通貨に対して上昇してきたが、年末までには1ドル98円に 下落すると、ブルームバーグ・ニュースの調査に答えたストラテジス ト39人は予想(中央値)した。

政策金利が15年にわたり1%を下回る低金利環境に加え、景気低 迷とデフレ、高い投資収益を必要とする退職世代の増加という組み合 わせが、資本逃避を引き起こしている。ゆうちょ銀行の定額貯金(期 間3年以上)の金利は0.11%。ブラジルの銀行、イタウ・ウニバンコ のマネー・マーケット・アカウントの年利回りは6%だ。

日本の主婦はドルについて、日本の為替トレーディング会社最大 手、外為どっとコムの調査部門が主婦対象の月次調査を初めた昨年6 月以来で最も強気だ。昨年の為替予想が最も正確だったナショナル・ オーストラリア銀行は円が3月19日の水準から10%下落し1ドル= 100円になると予想する。3カ月物の円買いオプションの売りオプシ ョンに対するプレミアムは19日に0.72ポイントに縮小し、上昇予想 が07年以来で最も後退したことを示している。

投資信託協会によると、日本の投資信託の外貨建て資産保有高は 今年1月と2月にそれぞれ前年同月比で31%、25%増え、2007年1、 2月以来の高水準だった。

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