任天堂:裸眼で3D映像「ニンテンドー3DS」、来期投入

ゲーム機世界最大手の任天堂は23 日、裸眼で3D(3次元)映像によるゲームを楽しめる新製品「ニンテ ンドー3DS(スリーディーエス)」(仮称)を2011年3月期に発売す ると発表した。

新製品は携帯型ゲーム機「ニンテンドーDSシリーズ」の後継機。 詳細は米ロサンゼルスで6月15日に開催されるビデオゲーム見本市 「E3」で発表する予定。

ドイツ証券の菊池悟シニアアナリストは、今回の発表内容だけでは 情報が限られており、新製品に「どれだけの訴求力があるか判断できな い」とした上で、「コミュニケーション能力の強化など3D以上の新機 能が期待されていた」だけに、3D機能だけならやや物足りない印象だ との見方を示した。

一方、JPモルガン証券の前田栄二シニアアナリストは「裸眼で3 Dが楽しめるのはポジティブサプライズ」と指摘、「メガネが3D対応 テレビ普及のボトルネックとなっているだけに、裸眼なら新製品も売り やすいだろう」との見方だ。

前田氏はまた、発売時期や価格が明らかになっておらず、業績への 寄与は現時点では不明だが、「新製品の投入が遅くなればなるほど顧客 が現行機種を買い控えるリスクがある」とも話した。

グループ内でテレビや映画など3D化を推進しているソニーも家庭 用ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」を3D対応にする予定 で、ネットワーク経由でソフトを更新すれば3Dゲームを楽しめる。た だ、ソニー・コンピュータエンタテインメント広報担当の福岡智氏によ ると、3DをPS3で楽しむためには専用メガネが必要。今のところ3 D対応の新機種投入計画もないという。

任天堂の23日終値は前日比70円(0.3%)高の2万7970円。年初 来の上昇率は27%。指標となる日経平均株価の年初来の上昇率は2.2% となっている。

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