ボルカー・ルールの命運握る「Shall」-ロビイスト骨抜き狙う

【記者:Alison Vekshin and Yalman Onaran】

3月22日(ブルームバーグ):米銀の自己勘定取引を禁止するい わゆる「ボルカー・ルール」の命運は、「shall(しなければなら ない)」の一語にかかっていると言えそうだ。

米上院銀行委員会のクリストファー・ドッド委員長(民主、コネ ティカット州)が提出した金融規制改革法案「第619項」について、 金融機関のロビイストらが表現の骨抜きを狙っている。禁止が必要か どうかまず問題を調査し、それから監督当局に禁止という選択肢を与 えよ-。これが彼らのメッセージだ。

ドッド委員長が15日公表した金融規制改革法案には、連邦機関 がボルカー・ルールの「実行を定める最終的な規則を公布しなければ ならない」という表現が盛り込まれている。

ワシントンに拠点を置く業界団体「ファイナンシャル・サービシ ズ・ラウンドテーブル」の政府問題担当シニア・バイスプレジデント、 スコット・タルボット氏は「監督当局が個別企業ごとにケース・バイ・ ケースで状況に対処する裁量を持つべきだと確信している」と訴える。

タルボット氏は「実績が証明されているリスク管理手法を全面的 に禁止することはできない」と主張。上院がドッド委員長の法案の修 正を検討する際、「しなければならないという言葉をmay(すること ができる)に変えることをわれわれは希望している」と話す。

上院銀行委は22日、ドッド委員長が提出した法案を賛成13、反 対10で可決し、金融規制改革の実現に向けて一歩前進した。

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