中国工商銀の09年純利益、ゴールドマン上回る可能性大-融資ブームで

中国工商銀行(ICBC)と中国 建設銀行は、今週発表する2009年通期決算で、世界で最も収益性が高 い2大銀行としての地位を守る公算が大きい。記録的な融資を背景に、 中国はリセッション(景気後退)からの脱却で世界経済をけん引した。

ブルームバーグが集計したアナリスト16人の予想平均によれば、 工商銀が25日発表する2009年の純利益は前年比16%増の1287億元 (約1兆7000億円)が見込まれている。建設銀は同17%増の1086億 元になる見通し。両行ともに北京を拠点とする。

鉄道から不動産まで幅広い業種にわたって過去最高の9兆6000 億元に膨らんだ昨年の中国の新規融資は、工商銀や建設銀に米ゴール ドマン・サックス・グループの134億ドル(約1兆2100億円)を上回 る純利益をもたらした可能性が強い。

みずほ証券アジアのアナリスト、ジム・アントス氏(香港在勤) は「金融機関と政府は雇用創出や経済活動を適切な水準に維持するの に十分な融資の伸びを確保する必要があるものの、景気過熱を招く大 きな伸びであってはならず、今年は綱渡りのような難しい年になるだ ろう」と指摘。「昨年の中国の信用市場は実際に過熱していた」と語っ た。

時価総額で中国3位の銀行、中国銀行は23日に決算を発表する。 ブルームバーグがアナリスト15人の予想を集計したところ、純利益の 予想平均は前年比22%増の787億元となっている。

--Luo Jun. Editors: Joost Akkermans, Philip Lagerkranser

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 関根裕之 Hiroyuki Sekine +81-3-3201-7850 hsekine@bloomberg.net Editor:Eiji Toshi 記事に関する記者への問い合わせ先: Luo Jun in Shanghai at +8621-6104-7021 or jluo6@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Philip Lagerkranser at +852-2977-6626 or lagerkranser@bloomberg.net

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