米フィラデルフィア連銀総裁:政策金利決定に「単純なルール」必要

米フィラデルフィア連銀のプロッ サー総裁は、経済の安定を促す政策金利の設定にあたっては、政策当 局者は「単純なルール」を用いるべきだとの見解を示した。

プロッサー総裁はプラハのチェコ国立銀行(中央銀行)で23日開 催の金融フォーラムでの討論原稿で、そうしたルールは「当局者によ り体系的で裁量余地の小さい政策へのアプローチを可能にし」、インフ レ目標からの乖離(かいり)に関連付けられるものになるだろうと言 明。経済が潜在・完全雇用に満たない状況でも、インフレ見通しの変 更は政策引き締めの必要性を示唆する1つの指標だと指摘した。

今回の発言は、これまで経済の変化にも照準を当てた金融政策の アプローチで単純なインフレ目標の導入を求めてきた同総裁のより踏 み込んだ発言内容となっている。同総裁は、連邦準備制度理事会(F RB)が示した「長期」にわたり政策金利を低水準に据え置くとの公 約が、政策の柔軟性を制限するとの立場を示す当局者の1人。

同総裁は原稿で、「適切に設定された単純な金利のルールを指標と して用いることは体系的な金融政策へのコミットメントの利点の多く を達成する1つの方法だ」と説明。「体系的行動へのコミットメントは、 経済の安定性向上とインフレ率低下につながることが、これまで示さ れてきた」としている。同総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOM C)で投票権を持たない。

プロッサー総裁は、1日付の米紙ウォールストリート・ジャーナ ル(WSJ)に掲載されたインタビューで、現行の公約は「われわれ の手を不適切で不必要に見える形で縛るものだ」と語っている。

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