風力エネルギー投資:今年は推計5兆9000億円-CO2削減に効果か

中国風電やスペインのイベルド ローラ、米デューク・エナジーが今年、約650億ドル(約5兆9000 億円)に上ると推計される風力発電プラント開発をけん引する見通し だ。風力発電が推進されれば化石燃料への依存度は軽減される。

ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンスの推計によると、 世界の風力タービンの設置数は9%増加し、発電能力は最大41ギガ ワット増強される見込み。

各国政府が炭素を主成分とする燃料の利用抑制策を検討するなか、 過去10年間、天然ガス火力発電所を建設していた電力会社は風力タ ービンの増設や競合企業からの風力発電による電力の購入を増やして おり、再生可能エネルギー源の1つとしての利用が活発化している。

米南東部や中西部で発電所を保有するデューク・エナジーのジェ ームズ・ロジャーズ会長は18日、ロンドンで開かれたニューエナジ ー・ファイナンス主催の会議で「風力発電開発は急速に進んでいる。 過去10年間にわが社が建設した発電所の90%はガスを燃料とする」 と述べた。

ガス火力発電所の建設コストは比較的割安で石炭火力発電所より 大気汚染度が低いが、依然として二酸化炭素(CO2)を排出する。 このため、各国政府が環境基準を強化した場合、コストは増加する。

世界風力エネルギー協会によると、昨年は風力発電向けに630億 ドルが投資され、発電能力は37.5ギガワット拡大。風力による潜在 的な発電能力は計157.9ギガワットに達した。

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