米財務長官:ファニーとフレディの「あいまいさ」解消を-議会証言

ガイトナー米財務長官は23日、 ファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸 付抵当公社)への政府関与をめぐる「あいまいさ」を解消するよう 求めた。

ガイトナー長官は23日に実施された下院金融委員会公聴会で、 「民間の利益は、もはや公的保護の傘によっては支援され得ないし、 資本基準は引き上げられるべきで過度のリスクテークは適切に抑制 されるべきだ」と証言した。

同長官は財務省と住宅都市開発省が、米住宅金融制度と規制構造 の改革に関するコメントを求める要請を4月15日までに出す意向を 明らかにした。また、政府は「政府の支援や保護を受ける民間の事 業体については、その立場や認められる活動をめぐり、あいまいさ がないことを確認する必要がある」と証言で述べた。

ガイトナー長官はまた、オバマ政権はファニーメイとフレディマ ックの債券や住宅ローン担保証券(MBS)市場への混乱を回避す るよう努めると約束した。同長官は、「政府は、政府支援機関(G SE)が既存および将来の保証を抱えながら業務を遂行するに十分 な資本や債務返済能力を有するよう積極的にかかわっていく姿勢を 明確にすべきだ」とした上で、「政府はこうした証券の機能と流動 性やGSEの債務返済能力を脅かしたり混乱させたりするような政 策や改革を行わないよう注意する」との方針を示した。

解体や完全国有化は間違い

同長官は議員からの質疑に応じ、ファニーとフレディを解体もし くは完全国有化するのは間違っていると述べ、政府はむしろ「良い ところを残し、リスクの高過ぎる部分を取り除いた」新たな住宅金 融システムを必要としていると続けた。

ガイトナー長官は、議会通過に必要な支援が得られる内容の改革 案をまとめるには数カ月間を要するだろうが、数年間という長さで はないと述べた。さらに同長官は、監視を厳しくし、リスクテーク を抑えた上で何らかの政府保証や支援を与えるのは「有効」と判断 されることもありえると述べた。

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