【個別銘柄】不動産、全日空、東芝、原子力関連、オリンパ、ユニマト

材料銘柄の終値は以下の通り。

不動産大手:三井不動産(8801)が前営業日比3.3%安の1532円、 大和ハウス工業(1925)が2.2%安の1036円。野村証券の福島大輔シ ニアアナリストは、23日付の投資家向けリポートで「地価下落率は改 善してきたが、上昇に転じるとは考えづらい状況」と指摘。2011年か ら12年にかけてオフィスビルの大量供給が控えていることを挙げ、オ フィス需給がひっ迫する可能性は高くないとコメントした。

全日本空輸(9202):6%安の267円。今期(2010年3月期)連 結純損益予想を従来の280億円の赤字から650億円の赤字に19日に修 正した。国内外線ともに需要が低迷し、単価も下落したことが響いた。

通信大手:NTT(9432)が2.3%安の3825円、ソフトバンク (9984)が1.1%安の2213円。みずほインベスターズ証券の稲泉雄朗 エクイティ情報部長は「インドの利上げは世界的な景況感の良さを再確 認させた一方、日本はデフレが継続し、新年度を控えて内需から外需株 に保有を一段とシフトする動きが出ている」と述べた。

東芝(6502):3.6%高の466円。米マイクロソフト会長のビル・ ゲイツ氏が同社と組み、次世代原子炉「TWR」の開発に乗り出すと 23日付の日本経済新聞朝刊が報じた。同社はまた、三重県四日市市に 7月から半導体の第5製造棟を建設することを決めたと発表。NAND 型フラッシュメモリーの生産能力を増強する方針で、積極的な経営姿勢 が好感された。

原子力関連株:東芝プラントシステム(1983)が3.1%高の1042円、 木村化工機(6378)が4.4%高の886円など軒並み高。原子力発電関連 のニュースが相次ぎ、改めて原発市場の拡大などが期待された。日米原 子力運営委員会は19日、米ワシントンで開催した会合で、原子力の平 和利用支援など民生分野での連携を強化する共同声明を採択した。毎日 新聞電子版などが報道した。

オリンパス(7733):3.3%高の2919円。一時2926円と、1月22 日以来、約2カ月ぶりの高水準に回復した。米下院で医療保険改革法案 が可決され、内視鏡検査などの需要が拡大するとの見方が出ている。野 村証券は23日付で同社株の投資判断を「2(中立)」から「1(買 い)」に引き上げた。新しい目標株価は3300円。

ユニマットライフ(7560):150円(16%)高の1101円ストップ 高(制限値幅いっぱいの上げ)で一部配分。同社の高橋洋二会長などが MBO(マネジメント・バイアウト)を実施すると19日発表。TOB (株式公開買い付け)価格が1株1350円と19日終値より42%高い水 準で設定されたため、同価格へのさや寄せを期待した向きから買いが入 った。

駒井鉄工(5915):3.7%高の199円。橋梁事業で業務提携してき たハルテック(5916)と10月1日付で合併することで基本合意した、 と19日発表した。存続会社は駒井鉄。ハルテック1株に対し、駒井鉄 株0.65株を割り当てる。合併により橋梁保全事業が強化されると期待 された。ハルテックは1.5%安の130円。

ヤマハ(7951):2%安の1166円。子会社株式の売却損や遊休不 動産の減損処理などを特別損失に計上し、10年3月期の連結最終赤字 額は50億円と、従来予想より35億円膨らむ見通し。前期は206億円の 赤字。期末配当予想も従来の15円から12円50銭に減額。

日清紡ホールディングス(3105):2.6%安の946円。愛知県岡崎 市に新設予定だった2工場の建設を一時凍結すると、20日付の日本経 済新聞が報道。日清紡IR広報グループの喜田清弘氏は23日、ブルー ムバーグ・ニュースの電話取材に応じ、「岡崎での工場建設をいったん 見合わせたのは事実」と語った。中国など海外での需要を鑑み、生産の 最適地などを再検討するという。

浜松ホトニクス(6965):8.9%高の2557円。一時2600円と、08 年10月2日以来、約1年半ぶりの高値水準を回復した。半導体関連の 光電子部品や医療用の計測機器が好調で、今期(10年9月期)の連結 純利益は従来計画の約2倍になる見込み、と19日発表した。増配方針 を示したことも好材料視された。

ベスト電器(8175):3.1%高の230円と反発。一時8.5%高まで あり、3月9日(14.5%高)以来、約2週間ぶりの日中上昇率を記録し た。20日に役員人事の一新を発表。さくらや社長の小野浩司氏が同日 付でベスト電器の取締役から社長に昇格した。また、11人の取締役が 5月の株主総会で退任するとも発表、経営再建に向け執行体制を一新す ることが評価された。

日本道路(1884):5.3%高の238円。一時242円と、09年9月2日 以来、約6カ月半ぶりの高値を付けた。収益力の向上を理由に19日付 で10年3月期の連結純利益予想と配当予想を上方修正した。年間配当 は7円とする方針で、前回予想の4円から3円の増額。

シップヘルスケアホールディングス(3360):1.9%高の5万3800 円。今期(10年3月期)の年間配当金を従来予想から500円増やし、 2150円にすると19日発表した。前期実績は1650円。

大成ラミック(4994):3.3%高の2318円。今期(10年3月期) の単独純利益は従来予想を1億4000万円上回り、前期比58%増の9億 1000万円になる見通しと19日発表。業務の効率化や経費削減が寄与す る。期末配当金を従来予想から4円増やし、37円とする。

セブン&アイ・ホールディングス(3382):1.1%高の2117円。同 社はヤフー(4689)と共同で商品開発を始めると23日付の日経新聞朝 刊が報じた。ヤフーのインターネット通販で人気の食品を対象に、7& iの店舗とヤフーのサイトの両面から顧客の声や販売実績などの情報を 集約して売れ筋を厳選、来年から店頭販売する。

ケーヒン(7251):1.6%高の1771円。一時1865円と、08年5月 30日以来、1年10カ月ぶりの高値を回復した。アジア市場での二輪車 のシェア拡大や自動車のハイブリッド・シフトなど業績面での好材料が 豊富なため、株価の上昇が当面は続くとみられた。ゴールドマン・サッ クス証券は19日付で目標株価を2000円から2300円に引き上げ。

ふくおかフィナンシャルグループ(8354):2.2%高の369円。一時 382円を付け、09年9月24日以来の高値を更新した。野村証券は19日、 17日に説明会が開催された中期経営計画に関して「新利益計画の内容 はベストシナリオに近い印象を受ける」などと評価し、投資判断を「2 (中立)」から「1(買い)」に引き上げた。

三菱重工業(7011):3.1%高の366円。年金財政を安定させるた め、企業年金給付額の減額で月内にも労働組合と合意する見通しになっ たと22日付の日経新聞朝刊が報道した。同社広報業務を担当するダイ ヤ・ピーアールの生野英夫海外広報担当マネジャーは23日、ブルームバ ーグ・ニュースの電話取材に対し、三菱重が年金支給額減額に向け労組 と協議に入っている事実を認めた。

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