トリシェ総裁:ECBは担保基準を見直す用意ある-態度を軟化

欧州中央銀行(ECB)のトリシ ェ総裁は、必要となった場合、同中銀が市中銀行から受け入れる担保の ルールを見直す用意があると述べた。ギリシャが欧州最大の財政赤字の 削減に苦しむ中、ECBは態度を軟化させ、ルールは変更しないとして いた従来の方針を転換しつつある。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがギリシャ 国債の格付けを他の格付け会社と同水準に引き下げた場合、ギリシャ国 債は年末にもECBのリファイナンスオペの担保として不適格になる恐 れある。トリシェ総裁は、一段の格下げを見込んでいないと述べる一方 で、ECBが万が一の場合に備える必要があると示唆した。

トリシェ総裁は22日、ブリュッセルの欧州議会で、「わたしはそ うなるとは思っていないが、この作業仮説が楽観的過ぎると思えるよう になった場合、われわれは状況を検討するだろう」と語った。

同総裁は1月、ECBが2010年末にルールを危機前の基準に戻 す際に「特定の国のために」担保の方針を変更することはないと述べて いた。ムーディーズがギリシャ国債の格付けを現在の「A2」から2段 階引き下げた場合、銀行はギリシャ国債を担保に用いることができなく なり、金融危機の悪化につながる恐れがある。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE