欧州債(22日):ギリシャ債下落、財政懸念で-独債との利回り差拡大

欧州債市場ではギリシャ10年 債相場が下落。ドイツ10年債に対するプレミアム(上乗せ金利)が 拡大し、ほぼ1カ月で最大となった。欧州連合(EU)首脳会議がギ リシャ財政危機の解決に役立たないとの懸念が強まったことが背景。

独10年債利回りは約1年ぶりの低水準となった。今週のEU首 脳会議がギリシャ救済策で合意しないとの見方を複数のドイツ議員 が明らかにしたことを受け、安全資産としてのドイツ国債の需要が高 まった。財政危機がユーロ圏内のほかの国に波及するとの懸念から、 イタリアやアイルランド、ポルトガルとスペインなどのいわゆるユー ロ圏周辺国の国債とドイツ国債のスプレッド(利回り格差)は拡大し た。

ウニクレディトの債券ストラテジスト、コーネリアス・パープ ス氏(ミュンヘン在勤)は、「ギリシャ国債が周辺国の相場を押し下 げ、スプレッドを拡大させた。ギリシャへの資金供給源をめぐる不透 明感は極めて強く、ギリシャ債への支援とは成り得ない」と語った。

ロンドン時間午後5時5分現在、ギリシャ10年債利回りは前週 末比10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の6.49%。 一時は先月26日以来の高水準となる6.64%まで上昇した。同国債 (表面利率6.25%、2020 年6月償還)価格は0.75ポイント下げ

98.21。

独10年債に対するスプレッドは15bp拡大の339bpと、先 月25日以降で最大となった。独10年債利回りは3.07%と、前週末 から4bp低下した。これは2009年4月2日以来の低水準。

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