欧州株(22日):下落、IMF副専務理事発言を嫌気-金融株が安い

欧州株式相場は下落。国際通貨基 金(IMF)のリプスキー筆頭副専務理事が、先進経済諸国は債務問 題で「深刻な」困難に直面しているとの見解を示したため、金融株を 中心に売りが優勢になった。一方、ヘルスケア株は上昇した。

インターバンク・ブローカー最大手の英ICAPは2.6%安。不 採算部門となっているキャッシュ・エクイティー事業を閉鎖すると明 らかにしたことが背景。アイルランドのアライド・アイリッシュ銀行 は4.5%安。金融株の下げの中心となった。一方、米医療保険改革法 案が下院で可決されたことを受けて、医療機器のエレクタや医薬品メ ーカーのエランなどが買われた。

ストックス欧州600指数は260.12で取引を終了。前営業日から の下げは0.1%未満となった。騰落比率は2対3。同指数はギリシャ の財政危機をめぐる懸念から1、2月にかけて下げた。前週まで3週 連続で上昇したが、19日にインド準備銀行(中央銀行)が2年ぶりに 予想外の利上げを実施したことから週間ベースの上げ幅が縮小した。

IMFのリプスキー筆頭副専務理事は21日に北京で開催された 中国発展フォーラムで講演し、先進国は債務問題の取り組みにおいて 「深刻な」困難に直面しているとし、現在の景気刺激策から引き揚げ ても財政赤字を節度のある水準に近づけることはできないとの見解を 示した。

フォルティス・プライベート・バンキングの株式ストラテジスト、 ギローム・デュシェスネ氏(ジュネーブ在勤)は「財政赤字問題が引 き続き相場を圧迫している。ギリシャの問題が解決して、市場が安心 感を取り戻したとしても、財政赤字は長期的かつ構造的な問題だ。投 資家にとり心配の種であり、市場心理を圧迫している。経済成長の行 方が問われる」と語った。

-- With assistance from Julie Cruz in Frankfurt. Editors: David Merritt, Roger Neill.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: ニューヨーク 名子 知子 Tomoko Nago-Kern +1-212-617-2407 tnagokern@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関する記者への問い合わせ先: Adria Cimino in Paris at +33-1-5530-6297 or acimino1@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: David Merritt at +44-20-7673-2639 or dmerritt1@bloomberg.net

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