ジャンク債発行:信用収縮の07年以来で最速ペース-景気回復勢い増す

景気回復の勢いが増す兆候が強 まるなか、高利回り・高リスク(ジャンク)債の発行ペースは信用 収縮が起きた2007年以降で最速となっている。

フランス2位の自動車メーカー、ルノーや、米鉄鋼会社のUS スチールなど投機的格付けの企業が、3月に入ってから前週までに 発行した社債は計242億ドル(約2兆2000億円)相当。ブルーム バーグがまとめたデータによると、このままいけば月間ベースでは 340億ドルとなった07年6月以降で最大となる。2月全体は162 億ドルだった。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数による と、高利回り債の今月のリターン(投資収益率)は全世界の平均で プラス2.8%と、昨年9月以来で最高となるペースだ。景気回復が 本格化するなか、投資家のジャンク債への信頼感は高まりつつある。 ブルームバーグの分析では、MSCI世界指数の構成銘柄の今年の 利益は、アナリスト予想を平均9%上回っている。

ライオントラスト・インベストメント・サービシズ(ロンドン) の信用アナリスト、ポール・オーウェンズ氏は「投資家はリスクに ついて数カ月前よりも一段と楽観的になっており、高利回りへの志 向を強めている」と指摘し、「企業の業績がまずまずであること」 が債券発行を促していると説明した。

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