ギリシャの銀行、「厳しい収益環境」が格下げ要因にも-S&P

格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は、ギリシャの大手銀行は同国の景気悪化 により今後数年間に厳しい収益環境に直面する公算だとして、信用 格付け引き下げにつながる可能性があると指摘した。

S&Pの金融機関チームディレクター、アンゲラ・クルツ氏(マ ドリッド)は18日に電話インタビューに応じ「向こう2年について は非常にネガティブな経済環境を予想している。2010年はさらに深 いリセッション(景気後退)に陥り、11年もマイナス成長だろう」 とした上で、「その後も潜在成長率を下回る回復期が続くだろう。前 の十年にギリシャの銀行が経験してきたものに比べ、非常に厳しい 環境だ」と指摘した。

さらに「資金コストは従来に比べ高い状態が続くと予想する。 これが、銀行が低成長と業務の減少に直面する時期と重なる可能性 がある」と述べ、そのような異なる側面からの圧力の組み合わせが 収益の重しになるだろうと語った。「信用損失が当社の予想を上回っ た場合」、格付けを引き下げる可能性があると指摘した。

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