米保険会社、09年社債購入は5年ぶり大幅買い越し-好機逃さず

米保険会社の昨年の社債購入は、 5年ぶりの大幅買い越しとなった。2兆2000億ドル(約199兆円)を 超える社債を保有する保険会社は、米著名投資豪ウォーレン・バフェ ット氏が「金(ゴールド)が降り注ぐ」と例えたほど投資妙味のあっ た社債市場を巧みに利用した格好だ。

米連邦準備制度理事会(FRB)が先週公表したデータによれば、 保険会社は2009年に社債を1530億ドル買い越した。年間で利回りが 最も高かった1-3月(第1四半期)が購入時期として最も大きな割 合を占めた。買い越し額は04年(1720億ドル)以降で最大。08年は 590億ドルの売り越しだった。

オールステートのジュディ・グレフィン最高投資責任者(CIO) は「結果は非常に好調だ。後から思えばもっと購入しておきたかった」 と語った。同社は昨年、社債保有を20%増やして331億ドルとした。

メットライフやプルーデンシャル・フィナンシャルなど保険会社 は、2008年から09年の早い時期の住宅・株式市場の低迷で損失を出 したが、社債相場の上昇がこれを補った。

米投資会社バークシャー・ハサウェイの最高経営責任者(CEO) を務めるバフェット氏は先月27日、投資家にあてた年次書簡で、09 年の早い時期の社債と地方債は「米国債に比べて途方もなく割安だっ た」と指摘。「大きなチャンスはまれに訪れる。金が降っているときは 指抜きではなくバケツを差し出すものだ」とし、社債への投資が十分 でなかったことを嘆いた。

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