野村のバンカー片山氏が退職、日本、アジア、欧州で流出急増

野村ホールディングスの投資銀行部 門で部長職を務めていた片山俊二氏が退職したことが19日分かった。 野村では日本、アジア、欧州で人材流出が相次いでおり、シニアレベル の退職者は3月に入って判明しただけで10人を超えた。

片山氏は野村の出身。後にゴールドマン・サックスやリーマン・ブ ラザーズに移籍したが、野村による2008年のリーマン・ブラザーズの アジア事業買収に伴い再び野村に戻ることになった。直近は野村で企業 金融11部長に就いていた。複数の関係者が明らかにした。

ブルームバーグ・ニュースのこれまでの取材によると、野村では元 リーマン出身で、アジア太平洋地域の株式担当責任者だったシガービョ ル・ソーケルソン氏やフィクスト・インカムの共同責任者トーマス・ジ ークモントなどの幹部社員が退職したほか、野村プロパーの社員も流出 している。

野村の東京広報担当の菅井馨子氏はコメントを控えた。片山氏とも 連絡が取れていない。

東京でも競合他社へ

東京では今月、ゴールドマンが野村から、増田孝氏を新設したエク イティ・リンク・プロダクト部のヘッドに採用した。同部は投資銀行部 門の資本市場本部内に設置したばかりで、増田氏は初代の責任者に起用 された。

また、米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)傘下のメリルリンチ は、富松陽介氏をIT(情報・技術)担当のアナリストとして採用した。 富松氏は野村でシニア・アナリストを務めていた。

野村は08年10月にリーマンのアジア・欧州事業統合に伴い約8000 人の従業員を承継。一部の従業員に給与や賞与を数年間保証しており、 保証期間終了後などの人材流出リスクを抱えていた。

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