スマート・エナジー:ヘッジファンドに追随せず-83%のリターン狙う

再生可能エネルギー分野で昨年、 トップの運用成績を挙げた投資家、SAMスマート・エナジー・ファン ドを運用するティエモ・ラング氏は、ヘッジファンドの見通しは間違っ ているとみている。

運用資産5億ユーロ(約620億円)のSAMスマート・エナジー・ ファンドを運用するラング氏(45)は、中国の太陽電池パネルメーカー など大半の投資家が売却している銘柄を購入している。同氏は2009年 に83%のリターン(投資収益率)を挙げ、ブルームバーグ・ニュー・エ ナジー・ファイナンスが19日発表したクリーンエネルギー・ファンドの 運用成績で首位を飾った。今年も昨年と同水準のリターンを狙う。

ラング氏の運用成績は、投資家が太陽光や風力エネルギー関連株を 売却するかどうかを検討する際の指針になりそうだ。これらの銘柄で構 成するワイルダーヒル・ニューエナジー・グローバル・イノベーション 指数が年初来で約10%低下する一方、MSCI世界指数は2.5%上昇 している。

ラング氏はチューリヒからの電話インタビューで「これらの企業は かなりひどく売られているが、われわれはポジションを保持し積み上げ ている。年初に見られた大幅な調整は行き過ぎだ」との見方を示す。

ラング氏のファンドも年初の運用成績は低下を免れず、過去5四半 期で最低だった。それでも、持ち高の最も多い銘柄と3番目の銘柄につ いては投資を増やした。これらの企業は、中国の太陽光発電関連メーカ ー、英利緑色能源と、天然ガスを動力とする自動車エンジンを開発する 米フュエル・システムズ・ソリューションズ。英利の株価は今年に入っ て26%、フュエル・システムズは最大48%、それぞれ下落している。

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