JPモルガン・アセット:アジア通貨買い-中銀のインフレ対策見込む

JPモルガン・アセット・マネ ジメントは過去1カ月間にドルを売ってアジア通貨を買った。同社 のアジア債券部門責任者、スティーブン・チャン氏(香港在勤)が 明らかにしたもので、各国中銀がインフレ対策に動くことで、こう した通貨が上昇すると予想している。

約40億ドル(約3600億円)相当の運用に携わるチャン氏は18 日のインタビューで、最近インドネシアの新発社債を購入し、韓国 の国債と中国の人民元を選好していると述べた。

同氏が運用するJFアジアン・トータル・リターン・ボンド・ ファンド(運用資産1億2000万ドル)は、ドル建て資産の比率を 1月31日時点の70%から60%に引き下げ、残りをアジア通貨に 振り向けている。ブルームバーグの集計データによれば、同ファン ドの3月17日までの1年間の運用成績はプラス33%。

チャン氏は「韓国のウォン、インドネシアのルピア、マレーシ アのリンギットが上げを先導するアジア通貨だ」との見方を示し、 「韓国経済は非常に力強く回復し、インドネシアは依然としてかな り良い利回りをもたらしている」と語った。

マレーシア中央銀行は今月、政策金利の翌日物金利を2.25%に 予想に反して引き上げるとともに、先週には追加利上げの可能性を 示唆した。インドネシアの中銀は4日、政策金利を7カ月連続で

6.5%に据え置いた。チャン氏は、韓国銀行(中央銀行)が7-9 月(第3四半期)に利上げを開始し、年内に政策金利を0.75ポイ ント引き上げると予想している。

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