ギリシャ首相、欧州からの支援表明獲得急ぐ-借り入れコスト低下狙う

ギリシャのパパンドレウ首相は欧 州から明確な支援表明を取り付け、自国の借り入れコストを引き下げ ようと急いでいる。ギリシャでは今後2カ月間に200億ユーロ(約2 兆4600億円)の債務が償還期限を迎える。

市場でギリシャの10年物国債はドイツ国債に対する利回り上乗 せ幅(スプレッド)がなお300ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)に達しており、同首相は現行の金利ではギリシャは長く持ち こたえられないと警告している。ギリシャ政府は4月20日から5月 19日までに償還期限を迎える債券の返済資金手当てで、新たに100 億ユーロの調達が必要だ。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの欧州担当チー フエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏(ロンドン在勤)は 投資家向けリポートで「ギリシャは自国の資金調達コストを迅速に押 し下げたい意向だ」と指摘。スプレッドが今後1カ月に縮小しない場 合、「ギリシャは金融支援を求める可能性がある」との見方を示した。

欧州連合(EU)に借り入れコスト低下誘導への支援を求めるパ パンドレウ首相の訴えは、EU加盟国首脳の間での深刻な対立によっ て阻まれている。フランスのサルコジ大統領は、必要に応じてユーロ 圏はギリシャを救済すると指摘しているが、ドイツ政府は18日、ギ リシャ支援には回らず、国際通貨基金(IMF)への支援要請をパパ ンドレウ首相に強いる姿勢を示唆した。

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