ウッズのマスターズ復帰、CMスポンサーにとってうれしい誤算

男子プロゴルフのタイガー・ウッ ズ選手のマスターズ・トーナメント復帰は、米電話会社最大手のAT &Tなどマスターズ中継のスポンサー各社にとって思わぬ恩恵をもた らしそうだ。ウッズ出場で各社のテレビスポットCMの価値が43%も 跳ね上がるからだ。

広告会社ホライゾン・メディア(ニューヨーク)の調査部門責任 者、ブラッド・アドゲート氏は、マスターズと同等のイベントとの比 較に基づき、30秒のCM料金はウッズが試合に出場すれば50万ドル (約4525万円)、欠場なら約35万ドル相当だと説明した。

AT&Tや米コンピューターサービス最大手のIBM、同石油会 社のエクソンモービルは、CBSが1956年以降放送してきたマスター ズ中継の独占スポンサーとして、定額料金を支払い済み。ウッズとの スポンサー契約を継続してきた運動靴メーカー世界最大手の米ナイキ や、ツアーのチケット再販業者らもウッズ復帰による利益を受けてい る。

CBSスポーツのエグゼクティブディレクター出身で、シートン ホール大学でスポーツ世論調査を担当するリック・ジェンタイル氏は 「ほかのスポーツを見渡してもテレビの視聴率にこれほど影響力のあ るスポーツ選手はいないと思う」と述べ、「ウッズ選手が試合に出場す るだけで視聴率が変わる」と語った。

広告会社スターコム・ワールドワイドのバイスプレジデントでス ポーツ番組の広告責任者を務めるサム・サスマン氏は、ウッズが最終 ラウンドに出場すれば、マスターズ最終日の視聴者数は60%増と、過 去最高を記録する可能性があると指摘。調査会社ニールセンによると、 昨年のマスターズ最終日の視聴者数は1430万人だった。

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