トレーダーは携帯電話の盗聴覚悟を、英当局がインサイダー防止で提案

トレーダーは携帯電話での会話 が盗聴されることになるかもしれない。インサイダー取引の取り締ま りで英金融サービス機構(FSA)がこうした措置を提案している。

FSAの提案によると、業務上の携帯電話の利用にも、従業員の 電話会話を録音するよう銀行や証券会社に義務付ける規則が適用され る。同当局が後で会話の内容を確認できるようにする措置で、来年に も実施の可能性がある。同規則の対象範囲は2万2000台程度の携帯 電話に及ぶという。

ロンドンの法律事務所スティーブンソン・ハーウッドのトニー・ ウッドコック弁護士は「それでも悪事を働こうと心に決めた人は、個 人や他人の携帯電話など別の手段を探し出し、一段と秘密裏に取引を 実施するだろう」と述べた。

米ヘッジファンド会社ガリオン・グループの創業者、ラジ・ラジ ャラトナム被告に対するインサイダー取引捜査では、米当局が許可を 得て実施した携帯電話の盗聴が一部の決め手となった。英FSAは議 員から対策が不十分だとの指摘を受け、インサイダーの取り締まりを 強化している。

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