ニコン株続落、SPE復活は株価に反映済み-GS証格下げ

ニコン株が続落。直近の株価上昇 で、半導体製造装置(SPE)事業の復活シナリオがおおむね反映され たとして、ゴールドマン・サックス証券は18日付で、投資判断を「買 い」から「中立」に引き下げた。株価の先高期待が後退し、一時前日比

3.4%安の2023円と2週間ぶりの安値を付けた。

ニコンは昨秋以降、最先端ArF(フッ化アルゴン)液浸露光装置 「S620」の売り上げ計上や、複数の主力顧客からの追加受注を発表して いる。ゴールドマン証の播俊也アナリストは投資家向けリポートで、 「2012年3月期にはArF液浸露光装置の売り上げ台数を35台と想定、 半導体露光装置事業が黒字転換する」と予想する。

しかし、同証の業績予想に基づく足元の株価バリュエーションは、 11年3月期ベースでPER(株価収益率)23.5倍、12年3月期ベース で同12.7倍と、「フェアバリューに近い印象」とし、同社株がアルフ ァ(超過収益)を創出し続けるには「デジタルカメラの想定を上回る収 益改善、半導体露光装置の一段のシェア回復などが必要」と指摘する。

ニコン株の前日までの年初来上昇率は15%。一方、TOPIXが プラス3.7%、東証精密機器指数は同0.5%となっており、直近での相 対的な株価の強さが際立つ。

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