タルーロFRB理事:金融機関の破たん処理では株主負担の仕組み必要

米連邦準備制度理事会(FRB) のタルーロ理事は18日、経営難の大手金融機関を段階的に縮小させる ための仕組みにおいては、金融市場の混乱を回避するとともに、金融 機関の株主や債権者にコストを負担させるべきだとの見解を示した。

タルーロ理事は18日、ニューヨーク州アーモンクで開かれたハー バード大学法科大学院主催のシンポジウムで講演した。この日の講演 原稿によると、同理事は「各国政府は債権者と株主を救済せずに大手 金融機関を破たん処理プロセスに入らせることが可能であり、そのよ うに行動する意思があることを市場に納得させることが肝要だ」と語 った。

同理事はまた、破たん処理の仕組みを考案するには困難が伴うと 指摘。破綻が金融システムを脅かすような相互に関連した大手金融機 関は、国境を越えて事業展開している場合が多く、複数の政府の管轄 下に置かれているためだと説明した。

同理事は、そうした金融機関を段階的に縮小させるにあたっては、 そのコストを納税者ではなく、金融業界が負担すべきだと言明した。

同理事は経済見通しや金融政策、FRBの銀行監督権限をめぐる 議論については言及しなかった。

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