ゴールドマンのオニール氏:人民元はドルと並ぶ準備通貨に

米投資銀行ゴールドマン・サック ス・グループのチーフエコノミスト、ジム・オニール氏は、中国の経 済力が人民元の魅力を高めることで、人民元がドルとユーロに匹敵す る準備通貨になるのは間違いないと指摘した。

オニール氏は19日公表された英王立国際問題研究所のリポート の中で、中国当局がやがて人民元の管理フロート制をやめ、変動相場 制に移行するとの見通しを明らかにした。

その上で、「中国がこの方向に動けば、他の主要新興国も恐らく 徐々に同じ方向に歩調を合わせ、結局は現在の西欧の通貨制度に近い ものになるだろう」と説明。「そのような制度の下では、人民元とドル、 ユーロのすべてが国際通貨市場の基軸を形成する」との見方を示した。

オニール氏はまた、中国は今年、日本を抜き世界2位の経済大国 になる可能性が高いと述べ、今後10年間で中国の経済規模が他の主要 新興国とともに米国に近づくと予想した。

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のジ ュリアス元委員も執筆に加わったリポートは、複数通貨準備制度や、 国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)の利用拡大も提 案している。

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