ポルトガル:ドル建て国債を起債、昨年11月以来-12.5億ドル規模

ポルトガル政府は、昨年11月以来 となるドル建て国債を起債した。同国は財政赤字補てんのため、今年 の国債発行を前年比25%増やす計画を示している。

ブルームバーグのまとめたデータによれば、5年物国債(12億 5000万ドル、約1130億円規模)の利回りは、指標のスワップレート に97ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上乗せした水準に設 定された。発行額は当初予定の10億ドルから拡大。指標に対するスプ レッド(利回り格差)は当初みられていた100bpより小さかったと いう。

ポルトガル政府は先月、2010年に約200億ユーロ(約2兆4600 億円)の国債を発行する計画を公表した。昨年の発行額は160億ユー ロだった。同国は、財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を、向こ う3年間で現在の9.3%の半分未満に引き下げる方針を表明している。 ギリシャの財政危機を受けて欧州経済への厳しい見方が増える中、ポ ルトガルの国債価格は下落している。

ソシエテ・ジェネラルの債券ストラテジスト、シアラン・オハ ガン氏は、ドル建て国債の発行で、ポルトガルはより有利な条件で資 金調達できるもようだとの見方を示した。

ブルームバーグのデータによると、今回の発行条件に基づくと、 ドル建てポルトガル国債の総合利回りは3.615%となる。これに対し、 指標であるユーロ建て5年物国債の利回りは3.34%だ。

幹事会社の1社であるドイツ銀行によれば、18日に起債したドル 建てポルトガル国債を最も多く購入したのは英国の投資家で全体の 33%を占めた。アジアの投資家は約20%だったという。

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