ユーロ下落、ギリシャの株・債券も売られる-救済計画めぐる懸念で

18日の金融市場で、ユーロ相場 は下落し、ギリシャの株と債券も売られた。ギリシャ救済計画が実現 しないとの懸念が広がった。原油相場が下落するなかで、円とドル相 場は上昇。前日に指数が約1年5カ月ぶりの高値で終了した米国株は、 方向感の定まらない展開となった。

ユーロは主要16通貨のうち15通貨に対して下落。ニューヨーク 時間午後3時8分(日本時間19日午前4時8分)現在、対ドルで0.9% 安。アテネ総合指数は3.4%。ギリシャ国債はドイツ国債に対する利 回り上乗せ幅(スプレッド)が拡大した。原油相場は一時、1.5%安 まで下げた。S&P500種株価指数は0.03%安、ダウ工業株30種平 均は0.4%高だった。

ギリシャのパパンドレウ首相は欧州連合(EU)に、1週間以内 にギリシャ向け金融支援のメカニズムを策定するよう訴え、救済に疑 問を呈するドイツに決断を迫っている。インフレ加速を伴わずに米景 気が回復していることが米統計で新たに裏付けられたものの、ギリシ ャ救済をめぐる不透明感が株価の重しとなった。

プルデンシャル・インターナショナル・インベストメンツ・アド バイザーズのチーフ投資ストラテジスト、ジョン・プラビーン氏は「米 国市場は堅調で新興市場も力強いが、欧州は苦戦している」とし、「ギ リシャの問題は続くようだ。最終的には何らかの決着がつくだろうが、 それまでは強い不透明感や市場のボラティリティ、ユーロ安は続くだ ろう」と述べた。

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