グリーンスパン氏:銀行資本、40%増強必要も-リスク規制より効果的

グリーンスパン前米連邦準備制 度理事会(FRB)議長は、銀行に資本水準の最大40%引き上げを 義務付ける監督措置が必要になるかもしれないとの認識を示した。 リスクを標的とした新たな規制を定めるよりも、金融安定の確保に はより効果的な方法だと説明している。

グリーンスパン氏は18日、ブルッキングス研究所主催の会議で 講演。講演原稿によると、「私の考えでは、危機の後始末として必 要な最も喫緊の改革は、リスク調整後の資本水準に対する規制だ」 とし、「適正水準の資本があれば、規制の細かい改正で達成不可能 な制限を設ける必要がなくなる」と続けた。

同氏は、銀行の自己資本比率は金融危機前の2007年半ばに約 10%だったが、これを14%にする必要があるかもしれないと言及し た。

また、米大手行は、資本水準が低下した場合に自動的に自己資 本に転換される社債を余分に持っておく必要があるかもしれないと も指摘。

「こうした緊急時の社債を資本に転換しても不十分ということ になれば、大手金融機関の破たんを認めるべきだ。あまりに相互関 係が深く、早急に清算できないと監督当局が判断した場合は、破た ん処理を行う特別な機関に委ねるべきだ」と語った。

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