外国人5週ぶり売り越し、売越額1年ぶり多さ-証券自己買いは最高

東京証券取引所の発表によると、 3月第2週(8-12日)に外国人投資家は5週ぶりに日本株を売り越 した。週末の株価指数先物・オプション3月物の特別清算指数(SQ) 算出を控え裁定解消売りを出し、売越額は1年ぶりの高水準に達した。

東証が18日に発表した3月2週の投資部門別売買動向によると、 東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、外国人の売越額は3586 億円と、09年3月第1週(5572億円)以来、約1年ぶりの大きさとな った。裁定取引に関連した現物株買いのポジションを解消したと見ら れている。

東証データによれば、前週末12日時点のプログラム売買にかかわ る現物株式の売買状況では、裁定取引に関連した現物株買いのポジシ ョンが当月限、翌月限以降の合計で前の週比4200億円減の1兆5575 億円となった。減少は2週ぶりで、減少幅は08年10月24日の週(5668 億円)以来の大きさ。

証券ジャパンの大谷正之調査情報部長は、一連の動きを見て「外 国人は完全に日本株に対して強気になっていない」と話す。一方、3 月2週は米雇用情勢の好転期待や日本銀行の追加金融緩和の広がりを 背景に日経平均が週間で3.7%上昇。外国人はSQに絡む持ち高整理 を進めるともに、ヘッジ目的で先物を大幅に買い越した。買越額は日 経平均225型で1661億円、TOPIX型で765億円。

証券自己の買越額、日経平均大幅入れ替え時しのぐ

対照的に、証券自己は6969億円と過去最高の買越額となった。こ れまでの最高は、日経平均30銘柄の大量入れ替えが行われた直前週の 2000年4月第3週の6802億円。

このほかの部門別動向は、売り越しで個人投資家(2271億円)、 その他金融機関(71億円)が2週連続、事業法人(391億円)、信託銀 行(514億円)が3週連続、生保・損保(331億円)が4週連続、都銀・ 地銀等(62億円)が16週連続。

買い越しでは、投資信託(18億円)が2週ぶり、その他法人等(102 億円)は7週連続だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE