スティール田中氏:サッポロの長期経営改革にコミットする

サッポロホールディングスに対し て取締役6人の交代を求めている米系投資ファンド、スティール・パ ートナーズは18日、都内で記者会見を開いた。出席したスティール・ パートナーズ・ジャパンの田中克佳マネージングディレクターは「サ ッポロの長期の経営改革にコミットする」と述べ、同社提案への支持 を訴えた。

会見に出席した取締役候補の1人で、セレンディップ・コンサル ティング最高顧問の内藤由治氏は「サッポロは比類なき経営資源を持 っている」とし、エビスブランドや不動産を有効活用することで「サ ッポロの再生は可能」と話した。内田氏はポッカコーポレーション元 会長。スティール側の取締役候補が公に発言するのは、サッポロとの 委任状争奪戦(プロクシーファイト)の開始以来、初めて。

スティール・パートナーズ・ジャパンの田中氏は、「個人投資家 の注意喚起は難しいが、事業法人や機関投資家は明らかに変わってき ている」と語り、株主の理解が広がっていると見方を示した。同社は、 スティール・パートナーズの日本での委任状勧誘の事務を代行してい る。

昨年6月30日時点で、サッポロHDの株主構成は、筆頭株主のス ティールを含めた外国人投資家が31.8%と最も多く、次いで金融機関 が34.3%。以下、個人16.8%、国内事業法人14.9%、証券会社1.7% の順。このほか、サッポロの自己保有分が0.5%。

スティールは、提案への株主の理解を得るため、専用のウェブサ イトを開設したほか、19日まで国内7カ所で説明会を開いている。

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