英保守党、MPC議事録利用し与党を攻撃-金利上昇と財政の関連明示

英野党保守党は有権者の支持獲得 を狙い、イングランド銀行(英中央銀行)のコメントを利用して政府 の財政運営を攻撃した。

英中銀は17日公表した3月の金融政策委員会(MPC)議事録で、 政府の財政計画をめぐる不透明感が債券利回りの押し上げにつながっ た可能性があるとの見解を示した。保守党の「影の財務相」を務める ジョージ・オズボーン下院議員は中銀のコメントについて、政府のや り方が借り入れコストを高めていることを示唆していると指摘。「英中 銀は英国のひどい財政状態と金利上昇の関連性を明示した」と述べ、 「英国の債務危機が家計を直撃していることの表れだ」との見解を示 した。

6月までに実施される総選挙を控え、財政問題が最大の争点とな るなか、ブラウン首相率いる労働党と野党保守党は、経済成長を阻害 せずに財政赤字を削減できる経済政策を有権者に示そうと論戦を繰り 広げている。英財政赤字は10年3月末までの1年間に国内総生産(G DP)の12%を超える見込みで、ギリシャに匹敵する状況にあり、キ ング英中銀総裁とっては地雷原となりかねない。

ビーン英中銀副総裁は16日の講演で、すべての政党はアプローチ こそ異なるものの、財政赤字削減に向けた「信頼できる計画」の必要 性を認識していると述べた。英中銀は1月、長期金利の上昇は「国債 発行規模をめぐる懸念の高まり」を反映した可能性があると指摘して いた。

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