英FSA長官:信用抑制が鍵握る、資産バブル防ぐ新たなマクロ政策で

英金融サービス機構(FSA) のターナー長官は、資産バブルが将来の危機につながることを確実 に防ぐためには、英経済の様々な部分への与信を制限することが鍵 になるだろうとの見解を示した。

ターナー長官は、17日のロンドンでの講演で、政策担当者は バブル抑制を図る上で金利以外の手段も活用すべきだと指摘。同長 官はこの講演で金融自由化の「徹底的な見直し」を呼び掛けた。昨 年、同長官は取引税を提案したほか、一部の金融商品について「社 会の役に立たない」と述べ、メディアに多く取り上げられた。

同長官は「われわれは事態が手に負えなくなる前に、混乱の元 を断つ新たな手法を必要としている」とした上で、「マクロ・プル ーデンス(信用秩序維持)政策は、銀行による信用拡張のみならず、 証券化信用の拡張にも目を配る必要がある」と指摘した。

政策当局者らは、将来の危機を回避するためには、金融システ ムのリスクを特定するマクロ・プルーデンス面での監視が必要とい う点では一致しているが、具体的な措置では合意に至っていない。 ターナー長官は、イングランド銀行(中央銀行)の金融政策委員会 (MPC)に似た、リスク全般を監視する新たな独立した評議会を 強く求めている。

同長官は、複数の手法を組み合わせて用いる必要があると言明 した。これには、裏付けとなる資産に対する融資比率に上限を課す などの制限が含まれる可能性がある。

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