米資産家コスラ氏:クリーンエネルギー企業のIPOラッシュにご用心

新興の米グリーンエネルギー企業 への最大の投資家であるビノード・コスラ氏は今年、テクノロジー面で の長期的な戦略を持たず政府の補助金に頼り過ぎているクリーン技術関 連企業の新規株式公開(IPO)ラッシュに注意すべきだとの警告を発 した。

コスラ氏(55)はインタビューで、「この業界でグーグル的な企業 が出てくるだろう。以前にもインターネット関連企業のIPOラッシュ があったが、投資家は質問すべきだ。私の目的は優良企業が資金を得 て、悪質な企業には何を質問すべきか人々が知ることだ」と述べた。

オバマ政権が打ち出した刺激策の恩恵を受けるクリーン技術関連企 業のIPOは今年、電気自動車メーカー、テスラ・モーターズと太陽電 池パネルメーカー、ソリンドラの2社にとどまっている。両社は政府か ら計10億ドル(約900億円)の補助金を得て、IPOで総額4億ドル の調達を計画している。

米ベンチャーキャピタル協会(バージニア州アーリントン)のマー ク・ヒーセン会長は、シリコンバレーのベンチャー投資家たちは2008 -09年が1975年以来の低調なリターン(投資収益率)だったため、 有望なIPOでリターン回復を狙っていると指摘した。

同協会によると、コスラ・ベンチャーズ(カリフォルニア州メンロ パーク)などベンチャー投資企業は05年以降、クリーン技術関連企業 約900社に100億ドル以上投資してきた。05-08年で8倍以上に増 えた。

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