AOCHD株が4カ月ぶり高値、原油の重軽格差拡大で収益性向上期待

アラビア石油と富士石油を子会社 に持つAOCホールディングスの株価が前日比9.1%高の610円まで買 われ、昨年11月以来4カ月ぶりの高値水準となった。原油の重軽格差 (軽質と重質の価格差)が拡大しつつあることが業績に寄与するなどと 評価し、シティグループ証券では17日付で投資判断を「中立」から 「買い」に引き上げた。業績改善期待から買いが増加している。

同証券の宮﨑高志アナリストはリポートで、「低迷していた重軽格 差が2-3月ごろから上昇しつつある」としたうえで、AOCHDは同 社唯一の袖ヶ浦製油所が重質原油の分解に強みを持っており、「重軽格 差拡大時はより割安な重質原油を処理でき、相対的に収益性が高まる」 と分析。石油開発利益の底入れにより、中期的にも株価の上昇余地が高 いと指摘した。

会社側では今期(2010年3月期)の連結営業赤字を67億円と見込 んでいるのに対し、宮崎氏は来期の営業赤字を59億円、12年3月期は 同9億円と、赤字幅の段階的縮小を予想している。

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