ブラジル中銀:政策金利8.75%に据え置き-4月利上げ示唆

ブラジル中央銀行は17日の金融 政策委員会の会合で、政策金利を過去最低の8.75%に据え置くことを 決定した。決定は全会一致ではなく、4月にも利上げが実施される可能 性が示唆された。

金利据え置きは5会合連続。据え置きは賛成5、反対3で決定さ れた。ブルームバーグがエコノミスト57人を対象に実施した調査では 27人が据え置きを予想、30人は1年半ぶりの利上げを見込んでいた。 メイレレス中銀総裁は今年の大統領選挙で副大統領候補として出馬する との報道もあり、政策委出席は今回の会合で最後の可能性もある。

バンコ・エスピリト・サント・ジ・インベスチメントのチーフエ コノミスト、ジャンキエル・サントス氏は、ブラジルの今年のインフレ 加速や、消費者物価が経済成長や季節要因にどの程度反応しつつあるの かについての解釈をめぐり、中銀内部で意見が割れていたと指摘した。 全会一致でない据え置き決定は、利上げに近づいているシグナルと見ら れる。

サントス氏は「ここ数年は、ブラジル中銀にタカ(物価重視)派 とハト(景気重視)派の存在が見られる」と述べ、「インフレの構図が 不確かなことは、タカ派には利上げの理由と受け止められている一方、 ハト派には経済情勢を見極めるための時間稼ぎを正当化する理由になっ ている」と分析した。

中銀は決定発表後の声明で、6週間後に開かれる次回会合までブ ラジルの経済情勢を「注視」した上で「金融政策の次のステップを策定 する」方針を示し、1月の会合の声明と同様の表現を繰り返した。投票 結果が5対3と大きく割れたのは、政策金利を予想以上の1ポイント引 き下げた2009年1月の会合以来。

インフレ率は中銀の10年の目標を上回っており、中銀調査に回答 したエコノミストらは、年末までにさらなる物価上昇を予想している。 中銀が3月15日に公表したエコノミスト約100人を対象とした調査結 果では、今年の消費者物価上昇率の予想は5.03%と、2月までの1年 間の4.83%を上回る見通しが示されていた。メイレレス総裁は2月26 日のブラジリアでの講演で、政策当局はインフレを目標圏内に抑制する ため「不人気」な措置を講じる用意があると述べ、政治日程は金融政策 に影響しないとの認識を示していた。

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