ゴールドマン:BRICs通貨は「買い」、一段高を予想

ゴールドマン・サックス・グル ープは、ブラジル、ロシア、インド、中国(BRICs)の通貨に ついて、長期的な価値を表すモデルは過大評価を示唆しているもの の、一段高が見込まれると指摘した。

ゴールドマンのエコノミスト、トーマス・ストルパー氏(ロン ドン在勤)は電子メールで配布したリポートで、同社のモデルに基 づくとブラジルのレアル、インドのルピー、ロシアのルーブル、中 国の人民元はそれぞれ約46%、16%、3%、0.2%過大評価されて いると説明。その上で、内需に後押しされた一段と速いペースの経 済成長によって、さらに上昇する可能性があると指摘した。

ゴールドマンは顧客に対し、ルピーを含むアジア通貨を買って 円を売り、ルーブル高を見込んでロシア株を購入する戦略を推奨し ている。

ストルパー氏は、ゴールドマン・サックスの長期バリュエーシ ョンモデルに基づくと「BRICs4カ国の通貨は現在、すべて過 大評価されている」とした上で、長期的には「それでも一段高を予 想する」と指摘した。

同氏は「適正価格からのかい離が続くことは、循環的な需要格 差によって説明可能だろう」とし、「内需の拡大と生産ギャップの縮 小は通貨の過大評価をもたらす傾向がある。過大評価されている通 貨に対し弱気になるのは、需要鈍化を見極めてからでいいだろう」 と記した。

その上で同氏は、BRICs諸国の通貨が長期的な適正価格に 戻る条件として、4カ国での成長鈍化と外国資本の必要性拡大、そ して米経済の好転を挙げた。「現時点では、この3つの条件がBRI Cs通貨に当てはまるとは思わない」と説明した。

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