TBS:3年9カ月ぶり起債200億円-シ・ローン借り換え

東京放送ホールディングス(TBS HD)は18日、 国内普通社債(SB)200億円の募集を行った。調達し た資金をシンジケート・ローンの借り換えなどに充てる。ブルームバー グ・データによると、同社の社債発行は、2006年6月の発行以来約3年 9カ月ぶり。

事務幹事の野村証券によると、26日発行予定のTBS債は第16回債 で年限が5年。表面利率は0.738%、発行価格は100円で決まった。応募 者利回りの対国債比スプレッド(金利上乗せ幅)は+21bp(1bp=0.01 %)。日興コーディアル証券が共同主幹事を務め、格付けは格付投資情 報センター(R&I)のA+を取得した。

同社が財務省に提出した発行登録追補書類によると、16日に返済期 限を迎えたシンジケート・ローンを一たん手元資金で返済し、これによ り生じた不足資金を今回の社債発行で調達した資金で補うとしている。

同社IR推進部の上薗修部長は、今回の起債について、「国債など 基準金利が低下しており、起債環境が良好。低コストでの資金調達がで きた」とコメントした。

レンジは、+19bpから+27bp

発行条件決定前の需要調査では、当初、対国債比+19bpから+27bp のスプレッドで投資家に打診し、最終的には下限近くの+21bpで決まっ た。事務幹事の野村証券デット・シンジケーション課担当者は、TBS 債の希少性や幅広くレンジを設定したことなどが評価されて、都銀、公 的セクターを除く全業態の投資家に販売できたと語った。

放送業界の社債としては、R&IからAA-を取得したフジ・メデ ィア・ホールディングス債の5年物のスプレッドが対国債比+17bp。通 信業界では、TBSと同じ格付けのKDDIが今年2月発行した5年債 のスプレッドが+20bpだった。

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