インフレ連動債:欧米の今年の発行額は過去最大に-バークレイズ

米国と欧州、英国が今年発行す るインフレ連動債の規模は合わせて2000億ドル(約18兆860億円) と、過去最大となる見通しだ。各国政府が膨大な財政赤字に対する資 金調達方法を模索する中、英銀バークレイズがこうした見方を示した。

インフレ連動債調査部門責任者、アラン・ジェームズ氏(ロンド ン在勤)は17日にロンドンで行ったプレゼンテーションで、世界の インフレ連動債市場の規模は年末までに2兆ドルに達すると予想した。 物価上昇圧力が抑制されていることから、欧州諸国の政府は期間が長 めの国債を中心に発行するとみられる。ジェームズ氏は、投資家需要 は期間が10年ないしそれ以上の債券が中心となるだろうと述べた。

ジェームズ氏はプレゼンテーション後のインタビューで、「欧州で はインフレは短期的に大きな問題になるとは思わないが、数年以内に 上昇するリスクがある」と述べ、「インフレ連動債の安定性は魅力的だ」 と指摘した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)がまとめた指数によると、こ れら3市場の中で、米インフレ連動国債(TIPS)の昨年のリター ン(投資収益率)は10%を超え、最高の成績だった。これに対し、英 インフレ連動債は6.2%、独インフレ連動債は6.1%だった。

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