英銀は不良債権めぐる状況がさらに悪化も、利益拡大の妨げ-S&P

格付け会社のスタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は、ロイヤル・バンク・オブ・スコットラン ド・グループ(RBS)やロイズ・バンキング・グループなど英国の 銀行は、貸し出し債権の質の劣化や市場の環境悪化に見舞われる公算 が大きいと指摘した。

S&Pは17日に公表したリポートで、銀行は貸し倒れに備えた 引当金を高水準で維持するため、今後2年の利益拡大の「余地は限ら れる」との見方を示した。「年内は、高水準の融資損失が業績を圧迫し 続けるとみている。当社が予想する緩慢な景気回復により、損失が過 去の平均に比べて高水準にとどまる期間が長引く可能性がある」と続 けた。

ロイズを含む銀行はこれまで、貸倒償却は恐らく昨年がピークだ ったとの見方を示している。S&Pは、低成長見通しに照らしてその ような判断は「時期尚早」の可能性があるとし、資産劣化が引き続き 業績の足かせになるとの見通しを示した。

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