豪中銀デベル総裁補佐:「若干の」追加利上げの見通し-正常な水準へ

オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)のデベル総裁補佐は17日、同国の金利は「さらに若干、上 がる見込みだ」との見通しを示した。メルボルンで行われたパネル討 論で発言した。

RBAは今月2日、政策金利であるオフィシャル・キャッシュレ ートを0.25ポイント引き上げて4%にするとともに、景気回復に伴う 追加利上げの可能性を示唆した。利上げは過去5回の金融政策決定会 合で4回目。ウエストパック銀行が17日発表した同国の1月の景気先 行指標は2008年8月以来の高水準に上昇した。

TDセキュリティーズのシニアストラテジスト、アネット・ビー チャー氏(シンガポール在勤)は、デベル総裁補佐の発言は「金利を 正常に戻す方向にあるとする中銀のこれまでのメッセージと一致して いる」とした上で、「『若干』とは何を意味するのか。年末までにさら に125ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げて5.25% とすることだと考える」と述べた。

RBAは16日、今月2日の金融政策決定会合の議事録を公表し、 利上げを実施した理由を、豪経済が加速してインフレをあおるリスク のほうがソブリン債への懸念から新たな金融市場の混乱を引き起こす 可能性よりも大きいと判断したためだと説明した。同議事録は、会合 のメンバーが「金利を徐々に、より正常な水準に引き上げる」ことが 適切であると結論付けた」としている。

シドニー先物取引所の午後4時22分(日本時間同2時22分)現 在の銀行間先物金利を基にブルームバーグが算出したところでは、4 月6日に開かれる次回会合で0.25ポイントの利上げが決定される確 率は26%と見込まれている。

デベル総裁補佐はまた、ソブリン債の水準に関する懸念は現時点 では欧州に限定されているようだと語った。

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