米FRB、異例の低金利解除は雇用回復待ちへ-景気の強さ確信できず

米連邦準備制度理事会(FRB) は16日開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、米景気の回復が インフレ再燃や失業率の急低下、過去最低水準の政策金利引き上げを 招くほど強くはないことを示唆した。

FOMCは声明で、「長期にわたって」フェデラルファンド(F F)金利の誘導目標の「異例な低水準を正当化する」との1年前に使 い始めた表現を踏襲。景気は回復しているものの、雇用主は採用に依 然として消極的で、住宅着工は「抑制」、インフレは「当面、抑制さ れた状態が続く」との見通しを示した。

元ニューヨーク連銀のエコノミスト、チャールズ・リーバーマン 氏は、バーナンキFRB議長をはじめとするFOMCのメンバーは雇 用の持続的な拡大を待ってから過去最大の資金供給策の解除を始める 方針だとみている。FOMC後に向こう1年の利上げ期待は後退し、 米国株と債券相場は上げ幅を拡大した。

リーバーマン氏は「雇用が伸びるまでは、経済が自律的な回復局 面にあるとの強い根拠を示すのは非常に難しい」と指摘する。

FOMCは、FF金利の誘導目標を2008年12月以来のゼロから

0.25%のレンジに据え置いた。昨年3月に使い始めた「長期にわたっ て」という文言は、これまで毎回の会合の声明で繰り返し使用されて いる。シカゴ連銀のエバンス総裁は先週、この文言は3-4回分の会 合が開かれる期間を意味すると述べている。FRBは今年、8回のF OMCを予定している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE