ブラジル中銀、1年半ぶりに利上げか-きょう金融政策委員会開催

ブラジル中央銀行は17日開く金 融政策委員会で1年半ぶりに利上げを決める可能性がある。同国経済 の急回復でインフレ率が4.5%の目標を超えたことが背景にある。

ブルームバーグが57人のエコノミストを対象に実施した調査で は、30人が少なくとも0.25ポイント以上の利上げを予想した。27 人は政策金利を5会合連続で過去最低の8.75%に据え置くとの見方 を示した。

ゴールドマン・サックスの中南米担当チーフエコノミスト、パウ ロ・レメ氏によると、ブラジル経済が2009年に10年ぶりの深刻な リセッション(景気後退)から脱却できたのは、過去最低水準にあった 借り入れコストが1つの要因だった。内需の回復で同国経済は今年20 年ぶりの高成長率を達成する可能性があるという。インフレ率は中銀 の10年の目標を上回っており、中銀調査に回答したエコノミストら は、年末までにさらなる物価上昇を予想している。

イタウ・ウニバンコ・ホールディングのエコノミスト、ギリェル メ・ダノブレガ氏は「金利を引き上げる必要があるのは明白だ。4月 まで待つ理由はない」と述べ、「今週の利上げ予想が強まった背景には、 インフレ率が今年1-2月に予想を上回る水準に上昇したことがあり、 これが急激に見通しに影響した」と指摘した。

中銀が3月15日に公表したエコノミスト約100人を対象とした 週間調査結果では、今年の消費者物価上昇率の予想は5.03%と、2 月までの1年間の4.83%を上回る見通しが示されていた。レメ氏は 中銀が行動を怠れば、11年に消費者物価は6.5%余り上昇すると予測 した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE