日銀追加緩和:「最小限」で円売り乏しい-三菱UFJ証・塩入氏

三菱UFJ証券クレジット市場部 為替課長の塩入稔氏は17日、ブルームバーグとのインタビューで、日 本銀行がこの日の金融政策決定会合で決定した追加緩和策を受けた円相 場について、以下の通りコメントした。

日銀はこの日の会合で、全適格担保を対象に期間3カ月の資金を

0.1%で供給する新型オペの供給額を10兆円程度から「20兆円程度」 に拡大することを賛成多数で決定。反対票は須田美矢子委員と野田忠男 委員の2票だった。

「期間も3カ月で、最小限のことをやったという感があり、事前予 想通りの結果だった。これを新規材料にしてここから円売りに動意づく ことは考えにくい。海外の市場関係者を中心に追加緩和観測を背景とし たドル買い・円売りが進んでいた面があり、海外時間にかけては、利益 確定の動きからやや円高に進む展開もあり得る」

「ただ、日銀の金融政策よりも、ユーロの持ち直しやオーストラリ アの金融政策動向、商品市況の強含みなどが円相場に影響しやすく、ゆ ったりとしたクロス・円(ドル以外の通貨の対円相場)の上昇(円は下 落)も予想され、一方向の円高進行は見込みにくい」

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