VIXは米国株の予想に不向き-ビリニー・アソシエーツが指摘

米国株相場の予想変動率の指標と して最も人気が高いシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラテ ィリティ指数(VIX)は、相場の方向性の予想に全く役立たない-。 米調査会社ビリニー・アソシエーツが自社の集計を基に16日発表した リポートでこう指摘した。

VIXは平均値を下回ると、米国株相場の強気シグナルと解釈さ れることが多い。しかしリポートによると、その後の60日間の相場動 向は上昇、下落の両方の場合があるほか、VIXが上昇した時も一般 的な解釈と異なり、その後3カ月間は相場が値上がりすることが多い という。

VIXは相場下落に備えた保険料(オプション価格)を基に算出 されているため、投資家の警戒感を反映する指標として用いられてい る。 ビリニーの創業者ラズロ・ビリニー社長らがまとめたこのリポー トはVIXについて「予想手段としての価値は限られている」と指摘 した。

16日のVIXは17.69。年初から18%低下しており、過去20年 間の平均(20.3)を下回っている。VIXは2008年11月20日に過去 最高の80.86を記録。ブルームバーグの集計データによると、S&P 500種株価指数はその後09年4月2日までに11%上昇した。一方、07 年1月24日に13年ぶりの低水準の9.89に落ち込んだ際も、S&P500 種は同年6月4日までに6.9%値上がりした。

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