世銀:中国は利上げ必要、人民元高がインフレ期待弱める

世界銀行は中国について、不動産 バブルのリスクを抑えるために政策金利を引き上げ、インフレ期待を 弱めるために人民元の上昇を容認すべきだとの見解を示唆した。

世銀は17日公表した中国に関する四半期報告で、同国が「大掛か りな金融刺激策」によって、資産価格の大幅上昇と住宅バブル、地方 自治体のプロジェクトファイナンスに絡む不良債権の問題を引き起こ すリスクを冒していると警告。一方、中国の今年の成長率見通しにつ いては9.5%と、1月時点の予測(9%)から上方修正した。2011年 の成長率は8.7%に鈍化する可能性があるとみている。

世銀は「インフレ期待は金融引き締めと人民元相場の上昇によっ て抑制可能だ」と指摘。「比較的低い金利は、政府が制限しようとして いる過剰投資や投機を助長する」と警告した。

また、今年のインフレ率は3.7%になると予測。世界的な過剰生 産能力を背景に「非常に高くなる可能性は低い」と付け加えた。

報告はさらに「インフレ期待をコントロールし、不動産バブルの リスクを抑えるには、マクロ経済スタンスを09年よりも著しく引き締 める必要がある」と指摘し、「金融安定のためには、地方自治体政府の 債務を制御可能な状態に維持する政策上の配慮が求められる」と分析 した。

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