ボーナスはトヨタが満額割れ-ホンダ・日産自と明暗の自動車春闘

今年春闘の労働組合要求に対し、 主要な自動車メーカーが17日、相次いで回答した。年間一時金(ボー ナス)をめぐっては、ホンダや日産自動車が満額回答となったが、リ コール(無料の回収・修理)問題を抱えるトヨタ自動車が満額割れと なった。

トヨタ自動車労働組合は賃金制度維持分として7100円、年間一時 金が基準内賃金5カ月プラス10万円を要求。これに対し、トヨタは賃 金制度維持分として7100円を受け入れたが、年間一時金が5カ月プラ ス6万円と昨年に続き満額割れを回答した。

トヨタ本社で同日会見した小澤哲専務は、一連のリコール・品質 問題が「ちょうど労使交渉に重なった」と述べた上で、「賞与は業績に 基づくので直接的にリコール問題の影響はない」と語った。間接的な 影響に関しては「架空の話ではあり得るが、それ以上でもそれ以下で もない」とコメントした。

本田技研労働組合は5年ぶりにベースアップ(ベア)要求を見送 る一方で、年間一時金は5.7カ月を要求。ホンダは満額を回答した。

日産自動車労働組合は1人当たりの賃金改定の原資として7000 円、年間一時金5.0カ月を要求。日産自は賃金改定原資として6200 円、年間一時金が満額を回答した。

日産自は2004年春、成果主義に基づく給与制度の導入で労使が合 意し、賃上げや定期昇給の概念がなくなった。このため組合側は05 年春闘から、従業員に支払う賃金の総額そのものを増やすことを目指 した方式を採用している。

自動車メーカーなどの労組でつくる自動車総連は1月14日、今年 の春闘交渉でベア要求を見送り、勤続年数などに応じた定昇の確保を 求める方針を決定。トヨタやホンダの労組は、定昇確保を最優先し、 ベア要求を見送った。

--取材協力:岩谷多佳子 Editor:Hideki Asai、Hitoshi Sugimoto

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