海運市場:戦後最悪の不況にあえいでいる-英J・フィッシャーの会長

世界の海運市場は第2次世界大戦 以降で最悪の不況にあえいでいると、石油製品の海上輸送を手掛ける英 ジェームズ・フィッシャー・アンド・サンズはみている。

ジェームズ・フィッシャーのティム・ハリス会長は16日の電話イ ンタビューで「戦後最悪の海運不況だ」と述べた。同社がこの日発表し た決算では、通期利益はほぼ横ばいだった。ハリス会長は、同社の海運 部門の回復見通しについて、欧州北西部の鉱工業生産が増加するタイミ ングに左右されると語った。

世界的なリセッション(景気後退)の影響で用船レートが下落し、 海運会社が船舶を運休状態とするケースが増えている。世界最大の液化 石油ガス(LPG)輸送会社、ノルウェーのBWガスは先週、用船レー トの下落を理由にタンカー4隻を遊休状態としていることを明らかにし た。同社によると、レートの下落で1隻1日当たり約2万5000ドル (約226万円)の赤字が発生した。

ハリス会長は「需要はこれまでに例を見ないほど落ち込んでいる」 と指摘した。同氏は世界最大の船舶ブローカー、英クラークソンの元会 長。ジェームズ・フィッシャーは英国周辺海域で石油製品を運搬するタ ンカーを保有する。

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