米CITの純資産、5%増の1株41.99ドル-破たん以降初の公表

米商業金融会社CITグループは 16日、昨年11月の破たん以降初めて公式に純資産の状況を明らかに した。2月に就任したジョン・セイン最高経営責任者(CEO)率い る同社の純資産価値は昨年末現在で、5%増えて1株あたり41.99ド ルとなった。

米証券取引委員会(SEC)への届け出で公表したもので、CI Tは2009年通期の赤字が380万ドル(約3430万円)だったことも通 知した。純資産価値はこの日の同社株価終値(36.29ドル)を16%上 回る水準だった。昨年10月現在では、同年末の1株当たり純資産価値 を40ドルと見込んでいた。有形純資産は39.67ドルだった。

CITは昨年12月10日に破産法適用下から脱した。アナリスト は同社の赤字は少なくとも今年いっぱい続くとみているため、投資家 は業績ではなく、資産価値に注目している。

ニューヨークの証券会社、RWプレスプリッチのアナリスト、ブ ライアン・チャールズ氏は「決算はまだテーマにはならない」と述べ た上で、CITは再建の過程で銀行として再生するための計画を練る 時間が得られたかもしれないと説明。「向こう2、3年で急降下からの 脱出ができると期待したい」と語った。

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