商品ファンド英エブリオ:運用成績、マイナス1.1%を同70%に修正

ヘッジファンド運用会社の英エブ リオ・キャピタル・マネジメントは、同社の商品ヘッジファンドの1月 の運用成績がマイナス約70%と、当初発表していたマイナス1.1%を 大きく下回ったことを投資家向け書簡で明らかにした。

書簡によると、同社は運用成績について、1月のリポートではマイ ナス1.1%としていたが、2月のリポートではマイナス69.65%に変更 した。2月の運用成績はマイナス86%で、1-2月ではマイナス96% に低下した。2月の書簡によると、損失が大きかったのは銅やニッケ ル、すずへの投資だった。

エブリオ・キャピタルの創業者、ラーズ・シュテッフェンセン氏は 16日の電話インタビューで「1月の損失に関する実数が判明した時点 で直ちに投資家に報告した」と述べた。どの程度食い違っていたかにつ いてはコメントを控えた。

工業用金属6銘柄で構成するロンドン金属取引所(LME)の指数 は1月に8.2%下げ、2008年末以降で最大の下落率を示した。2月に は6%上昇した。調査会社ヘッジファンド・リサーチ(シカゴ)による と、商品ヘッジファンド全体のリターン(投資収益率)の平均は2月が 約1%上昇、1-2月は2.2%低下だった。

シュテッフェンセン氏は2月のリポートで「異常な状況」により、 エブリオは「主にLMEの非鉄金属について、現物や長期にわたって保 有していた投機的ポジションの一部を手じまい、取り消しの両方または いずれかを行うこと」を余儀なくされたとしている。

リポートによると、2月については、原油や小麦、金、砂糖への投 資による利益が「銅やニッケル、すずへの投資による大幅なマイナスの 影響によってかき消された」。

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